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キン肉マン『プラネットマンの うそ』



キン肉マン
『 プラネットマンの うそ 』

執筆 2009年 03月10日   最終更新日 2023年 11月18日 


ふきです。

さぁ、お遊びは ここまでです(前にも言った)

今日は、プラネットマン について
検証してみましょう。



プラネットマンとは、
キン肉マンの敵対勢力である
悪魔六騎士 の1人で、

太陽系の惑星のミニチュア版のようなもので
体が構成されている超人
です。



そんな彼の体の 中枢 をなしているのが、
頭部の 惑星『バルカン』


プラネットマン本人いわく、

「地球の うら側にいたために いつも影となり
大宇宙の暗闇の中に その姿をかき消されていた星」

なのだそうです。


なにやらちょっと、
かわいそうな惑星 ですね。

プラネットマン キン肉マン




ただ、なにげない説明の中に
さらりと スゴい矛盾 を内包してくるのが、
ゆでたまご先生の 魅力の1つ なので、
われわれ読者も油断してはいけません。



「地球の影に隠されつづけていたために、
誰にも知られることが無かった」

という、この 惑星バルカン…

何か根本的におかしい 臭いがするのですが、
皆さんはお分かりでしょうか?



以下の「答え」を見る前に、

皆さんも少しだけ ご自分で、
その理由を考えてみてくださいね。




ちなみに惑星バルカンは、

「太陽や地球などからの光の直射・反射が、
まったく当たらず


「月食のときの月のような
地球の大気で屈折した わずかな太陽光に
照らされる… といったことも 起こらない

(つまり、完全に太陽光線が当たらない)

という特殊な条件の存在とします。



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それでは、答え です。



結論から言うと、

『例え 地球の影に
完全に隠れ続けたとしても、
バルカンの存在は バレバレ』

なのです。




理由は簡単。

「真っ黒なもの」が見えなくなるのは、
その後ろも真っ黒 な場合だけ
だからです。



逆に、夜空いっぱいに星が広がっているところに、
「真っ黒なもの」が 浮かんでいたら

どうなるでしょう…?



そうです。

「真っ黒な天体」自体 が 見えようが見えまいが、

夜空の星々と地球の間にそれがあるせいで、
彼方の星々を隠して しまい、

夜空の一角に
常に黒い丸い影が浮かびあがって、
その存在がバレてしまう
のです。




プラネットマン 惑星バルカン

上図が、地球の影に何も隠れていない状態 です。
当然、彼方の星々 も問題なく見ることができます。



プラネットマン 惑星バルカン

上図が、地球の影にバルカンが隠れている状態 です。
先ほどの図では見えていた一部の星が、
この図では見えなくなっていることに お気づきでしょうか?





地球に かなり近く、
しかも 惑星 なのですから、
小さくても ぐらいはあるはず…


そんな 結構なサイズの
「星の見えない領域」
夜空に浮かんでいれば、

誰の目にもバレバレ です。



つまり、プラネットマンは
嘘をついていた わけですね。


いや、本当の嘘つきは ゆでたm





ちなみに 現実の「惑星バルカン」とは、

昔、水星より太陽に近いところを周っていると
考えられていた
架空の惑星 です。



ゆで先生も、その設定を
そのまま使えばよかったのに…

どうして、変なオリジナリティ
混ぜちゃったんだろう?



そして、
本当は 何者だったんだろう
プラネットマン…?



なにやら、
ちょっとどころではなく
かわいそうな惑星

という気がしてきました。

プラネットマン キン肉マン

はいはい 見てやるから早くお帰り…



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