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漫画版『機動戦士ガンダム』(岡崎優 大先生) |
『果てしなき攻防戦』 |
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…最後に。 アニメ版を見た者にとっては 衝撃的な場面の多い 『漫画版ガンダム』の紹介、 楽しんでいただけましたでしょうか? 恐らくは『サンライズ』と 『岡崎先生』の間での 設定資料による意思疎通が できていなかった事が、 数々の名場面(わらい)を生んだ のでありましょう。 あるいは、実は こちらの設定こそが正しくて、 打ち切りによって 後半をはしょりまくった アニメ版のほうが、 基本設定を変更した代物 だったのかも知れません。 今となっては 知るよしもありませんが。 「設定がおかしい」 といえば、 主人公『アムロ』の性格が、 アニメ版とは比較にならないほど アクティブな点が注目されます。 『正義の巨大ロボット物』が 氾濫していた70年代後半に、 突如として登場した 『自分に閉じこもりがちな 根暗主人公アムロ』という設定は、 岡崎先生にとっても 理解しがたいものだったのでしょう。 勘違いか? 意図的か? いずれにしろ我々は、 『さわやかなアムロ』を 目の当たりにするという 貴重な体験を得たわけですけど。 …当時、『ガンダム』という作品が まさかここまで 長寿シリーズになるとは、 誰にも予想できなかったはず。 それゆえのチェックの甘さが 奇跡的に生み出した、 『マンガ版ガンダム』の名場面の数々。 四半世紀の時を経て、 その感動に出会う場を提供してくれた 『秋田書店』。 このマンガを紹介してくれた 『朝霧くん』。 そして何より、 『岡●崎優先生』に、 この場を借りて 個人的にお礼申し上げ、 結びの言葉とさせていただきます。 |
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